今日からは残暑見舞いの時節に入ってゆきます。暑中よりも残暑の方が長いと思うのは私だけではないかもしれません。古来日本人はそんな中にも秋の兆しを見出して、心理的な涼しさを感じようとしたのでしょう。
さて
ハサミムシが林の道を横切ります。注意していなかったら踏んでいたかもしれません。
この仲間のハサミの形状には変化があって、比較的短いものから長いけれども挟む役目には疑問が残るものまで色々です。その中でこのハサミムシ(種名)の場合はグッと内側に湾曲して、挟まれたらそれは痛そうです。
(下方の白丸は一円玉)
コオロギ級だったら手にしてみようという気になりますが、毒が無いとはいえ、尾がサソリに似たこの虫をつかまえる気にはなりません。 天敵は爬虫類、鳥類。つまりカラスやスズメは見かけだけで「痛そう!」などと人生に役立たぬことは考えず、発見次第躊躇することなく食らいつくのでしょうね。