漢字では西宝町(香川県高松市にある町名)、いやそうではなく裁縫鳥です。巣の出来栄えをシンボライズ(誇張)してつけられた名前かと思ったら、葉に等間隔の穴を穿ち、そこに糸になる素材-クモの糸とか植物の繊維-を通して巣を作るようです。本当に嘴を使って器用に縫っているらしい。しかも末端はちゃんと始末までするというから驚き。

それは多分人類が縫うことを始めるより遙か前の発明かと思います。逆に古代エジプトあたりの観察眼に優れた人が、サイホウチョウの巣作りの様子を見ていて、
「あれを真似ればおいらの皮衣の材料を繋ぎ合わせそうだ」
と考えたとしても不思議ではなさそうです。
「そして俺の発明だったことにしよう」
などと。

スプリンクラーで散水している茂みにやって来ました。この人工的な雨がどこかに水溜りを作り出し、そこが願ってもない水浴び場所だったのでしょう。
