未明に水の中から上ってきて地表をよちよち歩き、1mほど離れた土塀によじ登って脱皮するのでしょう。そこまで几帳面でない(=ものぐさな)個体は、水辺に配置されている石組みに、自分の体長よりほんのちょっと上った場所を、その場所と決めて羽化しています。
この時点で早くも性格が出てしまっていますね。
歩いているそばを、緩くふらふら飛び少し先の草や木の枝に止まります。それも直射日光が当たる日なたよりも陰になった場所が好みです。こんなゆっくりした飛び方でも、夏の盛りには水面から数百m離れた林の中にいたりします。